怖い病気の一つ

医師

心筋梗塞とは虚血性心疾患の一種です。
心臓の筋肉に栄養や酸素を送っている冠動脈が閉塞や狭窄を起こしてしまうという症状です。
これによって心臓の筋肉に酸素や栄養が届かなくなり、心臓の筋肉が虚血状態になり最後には壊死してしまいます。
ちなみに壊死の一歩手前の状態を狭心症と言います。
この病気の主な症状としては、胸部の強い痛みが有名です。
この痛みは虚血状態が解消すれば治まりますが、虚血状態が続くと何時間も痛みが持続します。
他の症状としては、冷や汗や除脈、意識不明等があります。
心筋梗塞は、症状が出てからの対応の素早さが生死を分けます。
異変に気付いたら、患者から目を離さずに一刻も早く救急車の要請を行なう事が大切です。

前述で心筋梗塞は素早い対応が重要だと言いましたが、それは2時間を過ぎると心臓の筋肉の壊死が急激に進行するためです。
つまり時間が経てば経つほど、状態を改善するのが難しくなっていきます。
心筋梗塞の治療において、発症から6時間以内がゴールデンタイムと言われています。
この時間のうちに血栓を溶かす薬の投与等を行なう事が出来れば、心臓へのダメージを最小限に食い止める事が出来るのです。
ちなみに、急性心筋梗塞の死亡例の80%が発症から24時間以内です。
しかもその内の3分の2が病院に到着する前です。
病院に到着してからの死亡率は10%程度まで抑えられているという報告もあります。
こうした事からも心筋梗塞の治療にとって、病院への素早い搬送が重要なのが分かります。